2017-03

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岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(3)

8月6日、先週末に続いて、今週末も新たな台風が近づいて天気が荒れそうな様子。屋外イベントがキャンセルになり困るよネ。さて、本日は「岡本家古文書の世界」の講演会に出かけた。

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(3)-1   

先月、講演会受講の申し込みに行ったら、スタッフがそんなに来ないと思いますヨ・・・ と云ってた。 ところがどっこい、本日行ってみたら、地味な話題なのに広い集会室がギッシリ満員。

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(3)-2

講演会は2回に分かれていて、1回目は通行手形に関すること。これは現代の身分証明書のようなもの。色んな種類の手形があって、昔の人たちはこれによって出歩くことを管理されていた。

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(3)-3

岡本家の古文書には日記のような私文書もありますが、茶箱100箱分の殆どは公文書。大庄屋の仕事は大名と農民との間を取り持つエリート的中間管理職。名字帯刀を許された富農でした。 

さて今回の「岡本家古文書の世界」の展示会はこの方無くしては成り立たなかった。日本全国の大庄屋を研究されている関西学院大学の志村洋教授。時間を10分延長されての講義でした。

私の筆力で内容を十分説明することはとても不可能。西宮市立郷土資料館に出向いてみよう。


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岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(2)

7月19日曇り。本日より岡本家古文書の世界展が始まったので、西宮市立郷土資料館へGO!

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(2)-1

酒蔵通りと夙川が交わった南東の位置に西宮教育文化センターがあって、その1Fにある。

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(2)-2

茶箱が積み重ねられて展示されています。この中に保管されていたようです。その数約100箱。

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館(2)-3

周知の為、帳面1頁分が拡大コピーされて図書館の掲示板に貼ってありました。そのサイズはおよそ34センチ×12センチぐらい。多分、公にした文書では無く、当主自身の為の私日記でしょ。

ここでは正月3日から19日までにあったことがメモ書きの様に書き記されている。

我々現代人は読み難い筆文字なので、分かり易いように下記に翻刻してあります。ただ、他人に見せるものでは無いので、かなり省略された文書になってます。別添付の解説文をご紹介。

例えば、正月3日には小松村の庄屋 武兵衛と千五郎を伴って年札に参った、以上・・・ 年札とは藩の役人の所に贈答品持参し挨拶回りに行くこと。現代のお年玉みたいなものでしょうか。

岡本さん、5日が誕生日らしく村中に餅を配ったとか、10日には西宮神社に参って御奉納したり、17日には中山寺や清荒神にまで参拝にお出かけしてます。御多忙な方であった様です。


次回へと続く


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岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館

7月11日、台風一過真夏の青空にヘンシ~ン!超大型の割には神戸はそんなに影響が無かったみたい。地域的に被害が出たようですが、昔の様に大被害が出ることは無く、先ずはホッ!

岡本家古文書の世界@西宮市立郷土資料館

阪神地区の昔の洪水は凄くて、上流から家ぐらいの大岩が次々転がり落ちてきたらしい。結果、大掛かりな治水事業が為され、現在ではその様な被害は皆無。御先祖様達は賢かった。

さて、7月19日~8月31日まで「西宮の古文書 岡本家文書の世界」が西宮市立郷土資料館で展示される。昔だから、もちろん墨文字で書かれた文書ですが、それが膨大な量であるらしい。

岡本家とはこの近郷の大庄屋でした。戦災や大震災の火災にも遭わずに生き残った貴重な資料が展示される。見ても何が書いてあるか分からないでしょうし、普通の本と違って直接手に取って見られるものでもない。多分、当時の日常がこと細かく記してあると思われますが、一見の価値は大いにありそう。昔の写真や絵、文書はタイムマシンだと思う。期間中一度は覗いてみたい。


次回へと続く


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四条京町家

「割烹 十両」でゆっくりとランチを食べ終わり、外に出た頃ようやく雨が止んでいた。嬉しくてホッとした。さてこれから3番目の目的地、下京区四条通西洞院東入るの四条京町家へと向かいます。

四条京町家-1 

京都の伝統的町家を市が保存管理している四条京町家。四条烏丸交差点から西に500mほど入ったところにあって、無料で公開されていますが、今年3月で残念にも閉館されるとか。

四条京町家-2 

四条西洞院交差点より撮影された1953年ごろの四条通りの風景。京町家の位置は中央に赤い線で印が付けられています。オート三輪とか市電が写っていて、セピア色のレトロな街並み。

四条京町家-3 

中は自由に見学出来ました。間口の狭い典型的な町家の作りで、築100年であるとか。

四条京町家-4 

手前に井戸、流しがあって、奥にはレンガ造りの2連のカマドがある台所。風呂場もあった。

四条京町家-5 


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丹波篠山味まつり(5)黒岡川沿いの古民家

丸山集落見学後、黒岡川沿いの山道を下って再び味まつり会場に向かった。来る時に比べ帰りは坂道を下る一方だから非常に楽チン。左右を見回しながら、鼻歌交じりで自転車に乗っていたところ、川向こうの山際に煙がたなびいて、そこに一幅の絵の様な古民家がズームアップした。

こんなのを見たら、黙って通り過ぎることは出来ない。そう思いませんか...  先を急ぐけど、寄り道することにした。黒岡川の小さな橋を渡り、ワクワクしながら近づいて行った。

丹波篠山味まつり(5)黒岡川沿いの古民家-1 

たなびく煙に木漏れ日が映しだされ、古い土蔵に囲まれた古民家には最高の借景となっていた。

丹波篠山味まつり(5)黒岡川沿いの古民家-2 

長年風雪に耐えてきた年代物の土蔵壁。味があって、丹波篠山の観光ポスターにも使えそう。

丹波篠山味まつり(5)黒岡川沿いの古民家-3 

庭の竹囲いの間から積上げられた薪と登り窯が垣間見えた。立杭焼作陶のお宅だったのです。



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丹波篠山味まつり(4)丸山集落の宿

牛の丸焼きに並ぶ人たちのあまりの多さに焼き肉ゲットはギブアップ。ガックリしましたが、市内巡りは後でするとして、この日の第2目的地の丸山集落を先ずは訊ねてみることにした。

市内城北の交差点を北へ、鳳鳴高の前を通り過ぎ、道路に沿って流れる黒岡川の上流を目指して自転車のペダルをひたすら漕いだ。登り坂の連続で電動補助自転車を借りて正解でした。山道をひたすら行くと大きな三角屋根の集落が見えてきた。20分ほど走った後でしたでしょうか。

住人の高齢化や家の老巧化などによって空き家が増え、消滅の危機に直面した過疎の丸山集落。その現実を憂え、官民合わせた保存プロジェクトが立ち上がった。

最近になって住人不在の古民家は再生され、宿泊施設やフランス料理店となってオープン。

丹波篠山味まつり(4)丸山集落の宿-1 

築150年の古民家が12戸散居。半分以上が空き家になっているとか。丹波篠山自体が遠いのに、そのまた奥地ですからね、かっては山間の秘境といったシチュエーションだったのでは。

左手に見える白壁の2階家が神戸から出店のフランス料理店。当日は開店準備で大忙しでした。その屋根越しに一部分見える三角屋根が宿泊に利用される古民家です。

丹波篠山味まつり(4)丸山集落の宿-2 

自転車から降りて玄関先に到着した時に、この集落の住人で管理人の佐古田氏が丁度戸を開けて出てこられたのにバッタリと遭遇。気さくで親切な方であったので、幸運にも内部の見学が出来、しかも1時間ほど色々とお話を聞かせて戴きました。

立派な梁の通る天井や広い床の間、下ノ間、縁側。古民家の良い雰囲気を醸し出していた。寝室とダイニングには高級家具が置かれ、近代的な調理設備のある台所も併設されてました。



次回へ続く     


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丹波篠山味まつり(3)美しき古民家

JR篠山口駅から市街地まで約4~5Km離れている為、駅からバスや車で行くのは便利で楽なんですが、スピードが速すぎて景色を確かめながらマイペースで行くには不満足。徒歩だと街が広すぎて時間が掛かり過ぎる。自転車を借りたのは大正解。お陰で、レトロで整然とした街並みや現在もお住まいの手入れの行き届いた魅力的な古民家を沢山拝見出来ました。

丹波篠山は市内のいたるところに、このような家があって、ある古民家の玄関先に「ご自由にお休み下さい」と書かれた白木の床机が用意されていた。風景だけでなく心まで優しい街だった。

丹波篠山味まつり(3)美しき古民家-1 

丹波篠山味まつり(3)美しき古民家-2 

丹波篠山味まつり(3)美しき古民家-3 

丹波篠山味まつり(3)美しき古民家-4 

丹波篠山味まつり(3)美しき古民家-5 

丹波篠山味まつり(3)美しき古民家-6 


次回へ続く


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兵庫県内最古の町屋・旧岡田家住宅

以前第13回白雪蔵まつりで伊丹市を初訪問しましたが、街の佇まいに統一性があって、古い歴史あるものが大切にされている素敵なところだナ...  と、好印象を持っておりました。

その伊丹で3月20・21・22日兵庫県内最古の町屋・旧岡田家住宅で「春を呼ぶ、春を感じるイベント」があり、特に22日14時からバロックコンサートあるとのことで馳せ参じてみたくなった。

しかし22日は時間的に絶対無理!ということで20日のアーモンド祭の後、伊丹へと出かけた。

旧岡田家住宅-1 

白雪蔵まつり会場の1本北の通りに、300年以上前の江戸初期に建てられ、兵庫県では現存する最古の町屋で重要文化財の旧岡田家住宅があった。この右横には旧石橋家、新町家と古民家が並んでいて、このレトロなエリアは「みやのまえ文化の郷」と呼ばれている。

旧岡田家住宅-2 

玄関を入ると床は土間になっていて、ここでは酒樽を置いて、酒を小売するショールームを兼ねた店になっていたのではないでしょうか。暖簾をくぐり抜け奥に入ると工場である酒蔵になります。

旧岡田家住宅-3 
 
玄関左には表通りに面した座敷部屋があって「店の間」と説明札が置かれていた。多分ここは酒を買いに来るお客に応対する番頭を筆頭にして手代、小僧と控えていた帳場だったのでは。

樽買いする大口の客や、一升徳利を下げて買いに来る近所の客もいたでしょうね。一升瓶の無い時代は枡で量って、ジョウゴで持ち込みの器に注ぎ入れていたのでしょう。

旧岡田家住宅-5 

店の暖簾を潜って中に入ると、板の間が併設された「中の間」「次の間」「奥の間」と座敷が続き、その前には吹き抜けの高い天井になった広い土間がある。当時、杜氏など酒造りに従事した人達がこの場所で働き、活気があった様子が色々と想像出来ます。

旧岡田家住宅-4 

広い土間の奥には米を水で磨く所と煉瓦で造られた大きなカマドがある作業場となっている。このカマドに大きな鉄釜がのせられ酒米が蒸された。

その奥の別棟は現在はスクリーンを備えた広いホールになっていて、往時に使われた木製の酒搾り器が2基置かれていた。昔はここに大きな桶が沢山置かれ酒造りが行われたのでしょう。

阪神大震災で伊丹も大きな被害を受け、この旧岡田家も倒壊しました。その後綺麗に建て直し復元され、現在に至っています。この内部を案内・説明して戴いたボランティアガイドさんは親切丁寧な方でした。折をみて、この素晴らしい状態で残っている酒蔵を訪ねられたら如何でしょうか。


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北区茅葺古民家・内田家公開 Ⅱ(屋根裏編)

今回は、屋根裏に登って見ませんかとの申し出があったので、梯子を掛けて登ってみました。

内田家Ⅱ-4

比較的新しい茅葺民家はもっと太めの柱が使われているそうですが、この家は箱木千年家と同じように細めの柱が使われているそうです。いわゆる柔構造になっているのかな?

内田家Ⅱ-5

釘は使ってなくて、藁縄で縛って組み立ててあります。屋根の両端には煙抜きの三角穴がある。

内田家Ⅱ-6

フラッシュなしで撮影してみました。囲炉裏の煙が屋根裏に充満し、この穴より出ていくのですね

内田家Ⅱ-7

屋根裏は主に次の屋根吹き替えの為の茅の保管に使用され、開口部からは土間と厩が見える





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北区茅葺古民家・内田家公開 Ⅱ(囲炉裏編)

北区に推定250年前(江戸の中期頃)に建てられたとされる魅力的な古民家が保存されている。去年の11月に初訪門しましたが、今年の7月全完成し、囲炉裏にも火が入るお知らせのDMが送られてきたので再訪問することにした。

内田家Ⅱ-1

この台所兼居間兼子供たちの寝室であるこの板の間には煮炊きと暖房を兼ねた囲炉裏があります。私が行った時はまだ火が入ってなくて、急いで火を入れてもらいました。今も屋根薫蒸用の煙を出す為一週間に一度は囲炉裏で火を焚いているそうです。

突き当たりの戸の向こうの部屋は主人夫婦の寝室兼物置きの納戸部屋です。今は庄屋の身分であった内田家の文化的遺産である甲冑や漆塗りの什器類などが展示されています。 

内田家Ⅱ-3

こちらは天井から下げた鉤に鉄鍋を下げるタイプではなく、囲炉裏の台に置くタイプらしい。寒い冬でも暖房はこれひとつですから、夜は家族全員がこの回りに集まって暖を取ったのでは。現代の家では便利な暖房装置があって寒さには無縁ですが、赤々と燃え上がる火を眺めながら食事をしたり、餅を焼いたりする団欒のある幸せな風景があったのでは... 

内田家Ⅱ-2 

この家の唯一の畳じきの部屋であるカミノマとシモノマは家族は普段も使用せず、村の寄り合いや結婚式などに使われ、公民館的役割のものでした。当日は客用の食事で使った箱膳が2客だけ置いてありましたが、こんな感じでずらっとならんだのかな?



この内田家は兵庫県指定重要有形文化財に指定・保存され神戸市教育委員会文化財課 650-8570によって無料で公開されています。


次回へ続く! 


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神戸市教育委員会文化財課からの招待状

教育委員会事務局文化財課からイベント紹介の郵便が舞い込んだ。

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去年、このブログでもご紹介しました北区にある代々庄屋の家として続いた茅葺屋根の古民家内田家が4年間の本格修理を終え、去年の11月以来の公開が実施されることになった。今回は夏季シーズンですが、前回に無かった台所の囲炉裏に火が入ることもあって一段と古民家の風情や生活感が醸し出されるのではないでしょうか。

大都市にしては珍しく、神戸市の近郊には500以上の古民家があるそうで、有名どころでは移築・保存されている箱木千年家や、その他現実にお住まいされている茅葺屋根の立派なお宅もあって、周囲の長閑で手入れの行き届いた田園風景と共に我々の心を和ませてくれます。

また、内田家公開イベントでは 「江戸のくらしとあかり」と題して、『日本のあかりの歴史を紹介し、照明プランナーから見た江戸時代の照明や行灯の製作を通じて 江戸時代のあかりとくらしを体験していただく3回連続講座』などがある予定です。興味のある方は神戸市教育委員会事務局文化財課で公開日時その他詳細を訊ねて参加して下さい。


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北区茅葺古民家・内田家公開(その周辺)

内田家の現在の住所は北区鈴蘭台西町6丁目8-8になりますが、昔この辺りは西小部村と呼ばれ、近辺の天皇家御料地7ヶ村を束ねる庄屋の身分であったらしい。

有馬街道一軒茶屋近く、冬季は北風を防ぎ、良い水が湧くであろう小高い山の南麓にあって、色んな面で恵まれた場所を選んで建てられたのでは。

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風景的には周りの宅地や住宅が邪魔ですが、風土の良い、便利な場所であるから仕方がないでしょうね。田舎に行くとこんな小高い、形の良い山には必ず山の守り神を祀る神社があるもんですが、矢張りありましたアリマシタ、山の西側に杉尾神社という名で在りました。


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周囲には大きなマンションもあって茅葺屋根とは不思議なコントラストがあります。住民人口も多いし、都心とのアクセスが良好なので貸し農園もそこかしこにあり、人気があるみたいです。

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内田家後の山際にも貸し農園が、この谷口農園は1区画20㎡で年間1万500円だから高くないと思いますよ。休日に来て作業する人達の作品が随分実っていました。


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北区茅葺古民家・内田家公開(餅つき編)

内田家公開イベントとして13:00から草木染と餅つき大会があった。

メリケンパークのビエンナーレ2007でロボットメディア・アート展が13:30から始まるので、残念ながら、そっちに移動しなければなりません。草木染は断念して餅つきだけ体験してきました。

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土間にある5連のカマドに薪をくべ、火をがんがん焚いて釜にお湯を沸かし、セイロでもち米を蒸します。ここで出る煙が屋根裏や木材にしみ込んで防虫・防腐効果になって建物を長持ちさせます。肉や魚を煙で燻して燻製にし、保存が利くようにするのと理屈は同じです。

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蒸したもち米を石臼に入れて、12時頃からいよいよ餅つきが始まった。私も参加し、生まれて初めて餅つきをしましたが、力いっぱいつく必要は無く、タイミング良くペッタンペッタンと杵を振り降ろせばOKです。

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つき終わった餅を手で小餅にし、黄粉をまぶします。1ケ試食しましたが、本物の杵つき餅だから美味しかったです。


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北区茅葺古民家・内田家公開(屋内編)

内田家の屋内は4部屋と土間で構成されていました。

庄屋を代々勤めていたので、この辺りの農家の小屋のような家に比べてはるかに立派な家構えであったことでしょうが、 我々現代人から見ると質実剛健といった感じで、江戸時代の庄屋さんの質素な暮らしぶりが推測出来ます。

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建物南側には庭に面した縁側があって、この西側8畳の部屋はカミノマと呼ばれ床の間があり、最も格式の高い部屋であったらしい。昔はろくな暖房も無く、障子1枚で外と仕切られていたから、冬は寒かったでしょうね。

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カミノマの東隣の10畳の部屋はシモノマと呼ばれ、村の寄り合いの時などにカミ・シモ両部屋が開放され公的に使用されたらしい。

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北側の2部屋は板張りになっていて手前は台所兼居間の囲炉裏部屋、向うの納戸部屋は家財の保管や主人夫婦の寝室でした。

この時代、畳が高価であった為、家族が使用する居間には敷かれなかったのでしよう。

灯り用の油や囲炉裏の燃料も貴重だし、娯楽も無かったでしょうから、太陽が沈むと共に就寝、日の出と共に起床する大自然に順応した、毎日がキャンプ生活のようだったんでしょうね。

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4部屋の東側は5連のカマドが置かれた広い土間で調理や作業に使用された。冬季は入り口の戸を閉め切るから、カマドや囲炉裏の煙は室内に充満するので住人は煙たかったでしょうが、建物にしみこんだ煙の成分に防虫・防腐効果があり、屋根や部材の長持ちにつながりました。

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土間の南には厩(馬小屋)があって家族と1つ屋根の下で大事にされ暮らしていました。


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北区茅葺古民家・内田家公開(外観編)

北区に推定250年前(江戸の中期頃)に建てられたとされる魅力的な古民家が保存されている。

都心から六甲山によって隔てられている北区は未だ長閑な農村部分が残されいて、整備された畑や貸し農園などが点在し、その近くには茅葺屋根の古民家が大切に修復・保存されています。有名なところでは箱木千年家やこの内田家、それにまだ現実に住まいされている古民家も残っています。

utida-1

道路より住宅外観を南側正面より見る。敷地中央にある茅葺屋根の門より入ると正面にはメインの屋敷、右には離れが建てられています。

utida-2

南側正面の左部分です。今日はこちらで色んな公開イベントがあるので、天気も良いことだし座敷が見渡せるように障子を開け放ってあります。縁側には陽だまりができて明るく暖かそう!

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南側正面の右部分には入り口の開き戸とその右には厩がある。 昔は馬が農作業などで活躍していたので家族同様の扱いをうけ大切にされていた。

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西側面には入り口や縁側が全然ありません。茅葺民家は防火上煙突がないので屋根の両端には三角形の煙抜きが開けられています。

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北側面右は囲炉裏のある床になった台所部分。きょうは障子を開け放ってあります。

utida-6

東側面から入ると、かまどのある土間と左側には厩があります。この日は土間で餅つきが行われ、私も生まれて初めて杵を持って参加しました。出来上がりの黄粉餅をいただきましたがねばりがあって美味しかったです。


この内田家は兵庫県指定重要有形文化財に指定・保存され神戸市教育委員会文化財課 078-322-5798 によって無料で公開されています。 

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